トピックス
- 2026年1月20日
- 社会との共創
NHKエンタープライズと連携、手話CG技術で観光バリアフリーを推進
筑波技術大学は、東京都が進める「観光バリアフリー推進事業」において、株式会社NHKエンタープライズが展開する『手話CGを活用した観光の実現』プロジェクトに連携先として参画しています。 このプロジェクトは、羽田空港の管理運営などを行う日本空港ビルデング株式会社等と協力し、聴覚に障害のある方が駅や空港、ホテルなどで快適に観光を楽しめる環境づくりを目指すものです。
本学では、まず、学生サークル「日本手話研究会」のメンバーが中心となり、実践的な活動を展開しています。2026年1月14日には、NHKエンタープライズのプロフェッショナルスタッフを本学に迎え、手話表現収録のトレーニングを実施し、収録方法や日本語テキストを適切な手話表現に翻訳する技術など、専門的なプロセスを直接学びました。
聴覚に障害のある方々は、駅や空港、ホテルなどの公共施設で音声による案内が主流であるため、情報取得に困難や不便さを経験しています。本プロジェクトでは、手話CGアバター技術を活用し、窓口や案内カウンターで視覚的な情報提供を実現することで、移動や宿泊時の情報バリアを解消することを目指しています。
学生たちが制作に携わる手話CG映像は、近い将来、実際の観光施設で活用され、多くの方々の役に立つ予定です。本学では、このような社会課題解決に直結するプロジェクトを通じて、実践力を備えた人材育成に取り組んでいます。本事業は2027年3月まで継続され、今後も定期的に連携した取り組みを進めていきます。
写真は、手話CG映像収録の様子です。学生らが撮影スタッフを務め、大型モニターに出されたテキストをもとに、モデルの学生が手話を表現します。
(障害者高等教育研究支援センター 大杉 豊、総合デザイン学科 伊藤 三千代/2026年1月20日)