#表紙   新学部 2025年度設置申請中   視覚・聴覚に障害のある学生のための高等教育機関   国立大学法人 筑波技術大学 共生社会創成学部   Tsukuba University of Technology, Faculty of Diversity and Inclusion Studies 〔図の説明:表紙全面に障害に関するアイコンが配置されている。手話、点字、盲導犬、音の出る信号、スマートフォン、車椅子、スロープなど。 図の説明終わり〕 #左頁   共生社会を希究する、そして未来へ  障害者をとりまく制度や社会意識は、ダイバーシティ&インクルージョンに向けて変化してきました。しかし、現状では、今なお障害者の社会参加を阻む障壁が残されています。これからの社会では、この障壁を取り除いていくための知識や理解を持ち、社会に働きかける人材が必要とされています。  共生社会創成学部では、情報アクセシビリティに関する情報科学と障害社会学の知識を学びます。一人ひとりに対応した情報保障を行いつつ、異なる障害種別の学生が互いに学ぶ機会を設けることで、多様性の理解とエンパワメントを促進し、障害者を含む多様なマイノリティが活躍する共生社会を創成する、チャレンジする心を持った人材を養成します。 〔図の説明:見開き2頁にまたがって街の様子を表すイラスト。番号を呼ばれて認識できずにいる人や、介助犬同伴で入店できずにいる人等。それぞれに吹き出しが付与され次の展開があることを示している。 図の説明終わり〕   Curriculum 共生社会創成学部の教育カリキュラム  教養教育系科目 心理学、統計、情報と社会環境、英語、手話、健康・スポーツ等 ⇒多面的・総合的な思考力を身に付ける  専門教育系科目(情報科学、障害社会学) 情報リテラシー、プログラミング基礎・応用、情報アクセシビリティ、支援技術論・演習、障害者サポート技法等 ⇒情報アクセシビリティに関する知識と課題の分析力を身に付ける 障害社会学、ダイバーシティの理解、教育とダイバーシティ、共生社会と支援、諸外国の障害者と文化・芸術等 ⇒障害と社会の仕組みに関する知識と課題の分析力を身に付ける 情報保障概論、視覚障害当事者研究、セルフアドボカシー演習、ライフキャリア、手話・点字と障害支援技術等 ⇒人権に関する知識に基づき共生社会の在り方を探究する力を身に付ける  プロジェクト科目 共生社会演習、共生社会創成プロジェクト実習、特別研究 ⇒知識を応用し環境にアプローチする力を身に付ける ○教養教育系科目では、異なる価値観の人々や多様な専門分野の人々と連携して職務を遂行するために必要な教養と、データを解釈し意味を見出す論理的な思考を身に付けます。 ○専門教育系科目(情報科学、障害社会学)では、社会で活躍するための基盤となる情報保障に関する専門的な知識と、障害の社会モデル、人権についての理解を身に付けます。 ○共生社会創成プロジェクト科目にて、人と環境に働きかける、共生社会の創成に必要な実践力を身に付けます。 #右頁   募集人員 視覚障害コース10名、聴覚障害コース5名   入試情報 共生社会創成学部では、情報保障に関する文理融合的な知識を学び、社会の仕組みや制度の変革に向けて主導する意欲のある人を幅広く受け入れています。  学校推薦型選抜 2024年11月23日(土・祝)、書類審査・小論文・面接、視覚障害コース4名・聴覚障害コース2名  社会人選抜 2024年11月23日(土・祝)、書類審査・小論文・面接、視覚障害コース若干名・聴覚障害コース若干名  総合型選抜(視覚コースのみ) 2025年1月25日(土)、書類審査・面接、視覚障害コース3名  一般選抜(前期課程) 2025年2月25日(火)、書類審査・大学入学共通テスト(2教科※)・面接・小論文・プレゼン(聴覚コースのみ)、視覚障害コース3名・聴覚障害コース3名 ※大学入学共通テストは国語、数学、外国語、地理、歴史、公民、理科、情報の中から2教科2科目を各自が選択 ※設置申請中のため、今後内容が変更される可能性があります   学費・奨学金 入学料 282,000円、授業料 年額535,800円 経済的な支援を必要とする学生に対しては、国による修学支援制度に加え、本学独自の入学料・授業料免除制度等を用意しています   進路 ○一般企業の職員として、誰もが働きやすい職場作りに取り組む ○公務員として、社会全体の制度改善やシステム構築に取り組む ○当事者団体の職員として、社会的障壁の削減に取り組む   Campus Life キャンパスライフ ○視覚障害コースは春日キャンパス、聴覚障害コースは天久保キャンパスにて学生生活を送ります。両キャンパスを行き来したり、それぞれのキャンパスで他学部の学生と共同で活動を行ったりします。 ○春日キャンパス、天久保キャンパスに学生寄宿舎があり、希望する学生のほとんどが入居できます。4室または6室の個室が一つのユニットを構成し、自炊コーナー、洗濯室、トイレなどを共用します。 ○秋に開催される学園祭、夏休みや春休みの国際交流等、キャンパスや国を超えた交流の機会があります。 ○各キャンパスに体育系・文化系サークルがあります。また、近隣の大学のサークルに参加することもできます。   Voices 卒業生の声  岩田朋之(2017年度保健科学部卒業) 私はスポーツ団体職員として、障害のある人がスポーツと繋がり続けるための環境をつくったり、パラアスリートや指導者として、地域や世界の視覚障害者仲間と活動したりしています。本学では、将来に不安を抱えつつも、障害のある人とない人が共に輝く社会を思い描いてきました。皆さんも一緒に一歩を踏み出してみませんか?  平井望(2018年度技術科学研究科修士課程修了) 私は、本学卒業後、デザイナーとして企業に勤め、海外留学を経て、本学大学院でデフスポーツの運営について研究しました。ろう者や難聴者が社会で活躍できる場はもっとあると思います。前例がなければ自分が作ればいいのです。あなたの「好き」や「得意」を活かして、ワクワクする共生社会を創成してみませんか。 #裏表紙   オープンキャンパス  視覚障害コース(春日キャンパス) 2024年5月13日(月) オンライン大学説明会 2024年6月15日(土) オンライン大学説明会 2024年7月26日(金) オープンキャンパス 2024年8月24日(土) オープンキャンパス 2024年9月21日(土) オンライン受験相談会 2025年3月20日(木) オンライン受験相談会  聴覚障害コース(天久保キャンパス) 2024年5月12日(日) オンライン説明会 2024年5月26日(日) ミニオープンキャンパス 2024年6月7日(金) 授業見学会 2024年8月10日(土) オープンキャンパス 2024年9月1日(日) オンライン説明会 2024年9月29日(日) ミニオープンキャンパス 2024年10月18日(金) 授業見学会 2025年1月20日(月) 授業見学会   交通案内 両キャンパスともにつくば(つくばセンター)が最寄り駅です。  [春日キャンパス] つくばセンターから春日キャンパスへは、関東鉄道バスをご利用ください。 6番乗り場から、「筑波大学循環 右回り」行きのバスに乗車、「平砂(ひらすな)学生宿舎前」停留所下車(所要時間約7分)、徒歩約3分。  [天久保キャンパス] つくばセンターから天久保キャンパスへは、関東鉄道バスをご利用ください。 5番乗り場から、「つくばテクノパーク大穂」行きバスに乗車、「筑波技術大学産業技術部」下車(所要時間約15分)、徒歩約1分。 6番乗り場から、「筑波大学循環 左回り」バスに乗車、「合宿所」下車(所要時間約15分)、徒歩約5分。 〔図の説明:地図。つくば駅、筑波技術大学春日キャンパス、天久保キャンパス、最寄りのバス停等が示されている。 図の説明終わり〕   SNSも更新中!『筑波技術大学』で検索 筑波技術大学ホームページ 筑波技術大学X 筑波技術大学LINE   お問い合わせ  視覚障害コース(春日キャンパス) 国立大学法人筑波技術大学 視覚障害系支援課教務係 〒305-8521 茨城県つくば市春日4-12-7 TEL 029-858-9507〜9509 FAX 029-858-9517 E-mail: kyoumuk@ad.tsukuba-tech.ac.jp  聴覚障害コース(天久保キャンパス) 国立大学法人筑波技術大学 聴覚障害系支援課教務係 〒305-8520 茨城県つくば市天久保4-3-15 TEL 029-858-9328、9329 FAX 029-858-9335 E-mail: kyoumua@ad.tsukuba-tech.ac.jp 〔図の説明:筑波技術大学コミュニケーションマーク 図の説明終わり〕 筑波技術大学のコミュニケーションマークは、大学の成長と発展、ポジティブな拡散を感じられるデザインとなっています。それぞれのオブジェクトは、聴覚障害者にとっての視覚、視覚障害者にとっての聴覚を表現し、二つのオブジェクトの組み合わせで、人とその周囲の社会や環境を表現しました。