2026年4月開設 保健科学部保健学科健康スポーツ学コース案内 筑波技術大学 保健科学部は、視覚に障害のある学生のみを受け入れる国立大学です。 健康スポーツ学コースでは、運動やスポーツを通して人々の健康づくりやブラインドスポーツの発展に貢献できる人材の育成を目指します。スポーツ医学や心理学、栄養学などを体系的に学び、実習やインターンシップを通して実践力を高め、社会で活躍できる力を養います。卒業時に学士(保健学)を取得でき、卒業後は企業の健康管理部門や自治体、ブラインドスポーツ指導者など、さまざまな分野での活躍が期待されます。 【健康を支え、指導する力を育む】 本コースでは、運動やスポーツを通して人々の健康を支える力を育みます。生理学・栄養学・心理学・スポーツ医学などを基礎から学び、健康の維持・増進に向けた科学的な知識を土台に、運動やスポーツを適切に指導する力を養います。 【伝える力と人間力を育む学び】 スポーツや運動の専門性を深めるだけでなく、相手にわかりやすく伝える表現力や、協働力、ICT活用力など、運動やスポーツを指導する際に求められる幅広い実践的スキルを身につけます。対話や支援を通じて、人とつながる力を育みます。 【実践力を育むリアルな学びの場】 地域や企業での健康支援活動、ブラインドスポーツの現場などでの実習・インターンシップを重視します。現場で直面する課題に向き合い、自ら考え行動する力を身につけることで、社会での実践力を育てます。 <保健科学部保健学科が変わります> •健康スポーツ学コースを新設します。 •保健学科定員20名で一括入学となり、1年次は共通のカリキュラムを学修します •1年次の終わりに成績と希望に基づいて各コースへ移行します。 1年次 保健学科[定員20名] ○教養教育系科目 ・総合教養教育科目 ・言語・情報教育科目 ・障害関係教育科目 ・健康・スポーツ教育科目 ○専門教育系科目 ・解剖学 ・解剖学実習1 ・生理学1 など 選択希望 ※1年次の終わりに成績と希望に基づいて各コースへ進学 2年次~4年次 鍼灸学コース:専門教育系科目、専門基礎科目、専門科目 健康スポーツ学コース:専門教育系科目、専門基礎科目、専門科目 理学療法学コース:専門教育系科目、専門基礎科目、専門科目 【保健学科 健康スポーツ学コースのキャンパスライフ】 運動やスポーツが好きな学生が多く、授業や実習だけでなく、ブラインドスポーツのサークル活動や自主的なトレーニングも盛んに行われています。放課後には、掛け声やボールの音がキャンパスに響き、仲間とともに汗を流す時間が日常の一部となっています。 授業では、実習やグループワークを通じて、健康や運動・スポーツ指導に必要なコミュニケーション力や観察力を養います。演習では「指導者役」と「利用者役」に分かれて学び、相手の立場に立った伝え方や支援方法を実践的に学んでいきます。 学内には運動測定機器やトレーニング器具などが整備されており、授業時間外にも自主学習や練習に活用できます。図書館も充実しており、学科を超えた学生同士の勉強会も自然と生まれ、互いに刺激を与え合える学びの環境が広がっています。 【卒業後の進路】 ■将来の進路イメージ 健康スポーツ学コースで学んだ知識と経験は、さまざまな仕事につながります! ◎企業の「健康管理部門」や「健康推進室」で働く  →社員の健康づくりを支える仕事 ◎ブラインドサッカーなど「障害者スポーツの指導者」を目指す  →障害のある人の運動やスポーツをサポート! ◎「パラアスリート雇用枠」で企業に就職する  →自身の競技力や専門性を活かした働き方 ◎市役所や自治体の「健康福祉」や「スポーツ振興課」で働く  →地域の健康づくりやスポーツイベントに関わる仕事 ■取得を目指せる資格 学びを深めることで、将来に役立つ資格にもつながります。 ・中学校・高等学校の「保健教員免許(一種)」 ・NSCA(全米ストレングス&コンディショニング協会)  NSCA認定パーソナルトレーナー/認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト(予定) ・パラスポーツ指導者(初級)(予定)