障害者高等教育研究支援センター
障害者基礎教育研究部(教職課程部門)
教職課程の概要
2011(平成23)年度より本学に教職課程が設置されました。取得できる免許は中学校・高等学校免許です。聾学校・盲学校への就職を希望する者も多く、その希望にこたえられるようなカリキュラムや障害支援の方法等を研究し、教育活動に反映させています。
本学では教育職員免許法施行規則第22条の6に基づき、教員養成に関する情報を公表しています。
- グループ討論等を多く取り入れ、楽しみながら協働する力を育成しています。
- 本学以外の教員が担当する授業では、パソコン要約筆記により情報保障をしています。
取得できる教育職員免許
聴覚障害系の産業技術学部では、中学校教諭と高等学校教諭の数学・美術及び高等学校教諭の情報・工業・工芸の一種免許状を取得することができます。視覚障害系の保健科学部では、中学校教諭と高等学校教諭の数学・保健及び高等学校教諭の情報の一種免許状を取得できます。大学院(研究科)に進学することにより情報及び工業の専修免許状の取得も可能です。(詳細は教職課程情報公開のページをご覧ください)
知識から知恵へ(4年間のスケジュール)
本学では、講義を通した知識の習得と共に、その知識を知恵へと醸成するきっかけにするための体験を用意しています。1年から4年まで体系的なスケジュールを予定しています。
- 1年生 体験学習(1)(小中高生と一緒に様々な体験をします)
- 2年生 体験学習(2)(小中高生に対して授業を行う体験をします)
- 3年生 授業見学等、実習事前学習
- 4年生 教育実習、学位授与式にて教員免許状授与
教職課程部門の活動
本学学生の出身中学・高校は一般校や聾学校、盲学校と多様です。また、近年の教員の人事異動状況からも、本学では一般校と特別支援学校(聾学校、盲学校含む)双方の教員として活躍できる人材の育成を目指しています。
教職課程部門では、上記学生や現職の障害のある教員を支援するための研究をしています。
- 国内の聴覚障害・視覚障害等、障害のある教員の養成・採用・研修に関する研究
- 聴覚障害・視覚障害教員等、障害のある教員の教育活動における合理的配慮等に関する研究
- 諸外国の障害のある教員の制度や教育実践に関する研究