障害者高等教育研究支援センター
障害者支援研究部(視覚障害部門)
視覚障害者に対する情報保障・学生支援・支援機器開発
学内情報支援
支援機器室では、最新のLED付きルーペ、拡大読書器、DAISYプレーヤーなど各種情報保障機器を揃え、試用することができます。
教材作成
点字・拡大・録音教科書・触図
視覚に障害のある学生が個々の障害の程度や特性に応じて学習しやすいよう点字・拡大・録音版の教科書や資料を作成しています。図表は触って学べる触図に変換します。
コミュニケーション指導
点字指導
点字指導や補償機器の使用方法を希望する学生に点字技能や情報機器操作の指導を行なっています。
歩行指導
希望する新入生に対し、校内や大学周辺へのファミリアリゼーション(環境馴致)の支援を行なっています。
就職に関する支援・指導
学生及び卒業生に対して就職試験や面接、職場実習、職場適応に関する指導や支援を行なっています。 また、企業との連携を深めるための諸活動、卒業生の職場適応に関する相談・支援を行ない、卒業生のスキルアップを目的とした出張講座の開催を実施しています。
国家資格取得支援
主に情報システム学科と連携し、就職・就業の際に役立つIT技術に関する資格取得の支援を行っています。
視覚障害者支援活動への参加
大学などの高等教育機関だけでなく、中学・高校生の参加する各種イベントに参加し、視覚に障害のある生徒への学習支援活動を積極的に行っています。
支援技術開発
理数系点訳システム
点訳や電子書籍化が特に難しい数式が含まれる文書を認識し、電子化を行なうシステムを開発しています。 電子化された文書は、点訳や音声による読み上げ、そしてDAISY書籍(電子書籍)にすることが可能です。 また、操作を音声によって読み上げることで、視覚に障害があっても科学技術文書を作成できるシステムも開発しています。
理数系点図システム
触図の作成もまた、コンピュータの使用によって効率が非常に上がりました。当センターでは理数系点訳システムとあわせて、触図にしたい図をスキャナーで読み取り、文字や数式部分を点字に変換するシステムの開発を行なっています。
点字プリンタ等開発
当センターで開発し、製品化した点字プリンタは偏心圧力方式を採用し、世界一の静音性を誇っています。時間・場所を選ばない、点字の印刷を可能としました。