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  • 2022年3月 3日
  • 聴覚

大学院技術科学研究科情報アクセシビリティ専攻の院生が手話通訳士試験に合格

手話通訳士の登録証を手にした江原さん筑波技術大学大学院技術科学研究科情報アクセシビリティ専攻障害者支援(聴覚障害)コース1年の江原汐音さんが、令和3年度手話通訳士試験に合格しました(合格率9.6%)。

江原さんは、群馬大学の講義で初めて手話に出会い、学部3年次の時に(a)厚生労働省の手話通訳技能認定試験(手話通訳士試験)と(b)全国手話研修センターの手話通訳者全国統一試験に挑戦し、(a)は学科試験のみ合格、(b)は不合格でしたが、学部4年次の時に(b)に合格しました。そして、筑波技術大学大学院に入学し、今回の合格の勝因として、聴覚障害学生・教員との関わりや手話通訳者を目にする機会が増えたこと、手話通訳特論や手話通訳演習の中で理解を深めたことを挙げていました。手話ニュースの音を消しての読み取り通訳、シャドーイング(真似)、聞き取り通訳を行い実際の表現と比べたりして実技試験に備えたそうです。実技試験では、講義で学んだ内容をテーマとした問題は読み取りやすかったそうです。

江原さんは、将来聴覚特別支援学校の教員として聴覚障害児の学力向上のために精力的に活躍したいとのことです。

写真は、手話通訳士の登録証を手にした江原さんです。

(障害者高等教育研究支援センター 脇中 起余子/2022年3月3日)