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  • 2022年7月13日
  • 聴覚

電話リレーサービス開始1周年オンラインシンポジウムに本学教員・卒業生が登壇

シンポジウムで発言する井上正之准教授(右)と松森果林さん(左)本学産業技術学部産業情報学科の井上正之准教授と卒業生の松森果林さんが、2022年7月1日 金曜日に開催された電話リレーサービス開始1周年オンラインシンポジウム「電話リレーサービスが拓くインクルーシブな社会」にシンポジストとして登壇しました。

※シンポジウム詳細については下記URLを参照:

電話リレーサービス開始1周年オンラインシンポジウム

電話リレーサービスが拓くインクルーシブな社会

一年前の71日に法律に基づく公的サービスとしての電話リレーサービスが開始しました。サービスの提供事業者である日本財団電話リレーサービスが主催して行われた今回のシンポジウムはオンライン形式(Zoomのウェビナーで行われ、377名が視聴しました。

・第1部:電話リレーサービスが広げるコミュニケーションの可能性

・第2部:サービスの多様化と普及促進から考える電話リレーサービスの可能性

の2部構成で当事者・研究者・行政(総務省・厚生労働省)など様々な立場から電話リレーサービスの現況・今後の課題について発言がありました。ユニバーサルデザインアドバイザーとして活躍する松森果林さんは、聞こえる人・聞こえない人双方への啓発が重要であり「あとで電話するね!」という一言が当たり前に言い合える社会に向けて取り組んでいくことの重要性を指摘しました。井上正之准教授は、電話リレーサービスのさらなる普及・拡大のためには、音声認識等の新技術を適切に取り入れながらサービス内容や使い勝手をより充実させていくとともに、聞こえない人たちの「電話リレーサービスリテラシー(サービスをより適切に使いこなしていく能力)」を向上させていく取り組みが重要であることを指摘しました。

日本の電話リレーサービスがさらに充実し世界に誇れるものとしていくための数多くのヒントが提示され、非常に有意義なシンポジウムとなりました。

写真はシンポジウムで発言する井上正之准教授(右)と松森果林さん(左)です。

©総務大臣指定 電話リレーサービス提供機関 一般財団法人日本財団電話リレーサービス

(総務課総務係/2022年7月13日)