国立大学法人筑波技術大学 筑波技術大学は視覚障害者・聴覚障害者のための大学です。

トピックス

  • 2022年9月 9日
  • 視覚

地域団体と連携して「障がい者スポーツ指導者講習会(オンライン)」を開催

講習会の様子 令和4年7月30日(土)、本学と茨城県障がい者スポーツ指導者協議会の共催でオンライン形式の指導者向け講習会を行いました。

茨城県障がい者スポーツ指導者協議会では、この2年間、新型コロナ感染症拡大防止の点から指導者講習会の実施が見送られてきました。

一方、本学では第4期中期計画・中期目標の中で「障害者スポーツを通した地域連携と障害者の社会参加支援」を掲げ、これまでも「障がい者のためのスポーツイベント」や「障害者スポーツ教室」を開催し、コロナ禍においてもオンライン形式での実施を継続してきました。

そこでこの度、指導者の資質向上という観点から新たな取り組みとして、本学でのノウハウを活かし、この講習会を共催として企画・開催するに至ったものです。

今回の講習会では、多くの方が興味をお持ちのボッチャを取り上げ、茨城県ボッチャ協会より3名の講師をお招きして「ボッチャのルールと指導について」というテーマで実施いたしました。

まず、会長の青田修一氏からルールーと指導について基本から丁寧にご説明をいただき、その後、事務局長の福岡広治氏、理事の成嶋祐一氏のお二人から、普及活動の事例を中心にご紹介いただきました。

この講習会には、35名の方からお申し込みをいただき、当日、29名の方がリアルタイムでご参加されました。オンライン形式での講習会は初めての取り組みでしたが、終了後のアンケートでは、「とても有意義であった」、「非常に参考になった」、「わかりやすかった」等の感想が寄せられました。また、「継続して実施してほしい」、「他の種目でも開催してほしい」との要望も多くありました。

これまで本学では「障がい者のためのスポーツイベント」や「障害者スポーツ教室」を開催し、「障害者のスポーツ活動の場の提供」、「指導者の指導の場の提供」を行ってきましたが、今後は、「指導者のための講習会」を開催することで、「地域のスポーツ指導者育成・資質向上」の観点から、本学が地域における障害者スポーツの振興に一層貢献できるものと考えています。

(障害者高等教育研究支援センター 天野 和彦/2022年9月9日)