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  • 2023年9月14日
  • 視覚

海外研修(アイオワ大学)を実施

上段左:授業(筋骨格系治療学でストレッチを学んでいる様子)、上段中:授業(理学療法入門の授業で起立台を体験している廣田さん)、上段右:研究室訪問(ヒトのパフォーマンスと臨床アウトカム研究室で装具の説明を受けている様子)、下段左:スポーツ医学クリニックで治療用プールトレッドミルを見学している細井さん)、下段中:臨床見学(小児ICU病室を見学している様子)、下段右:学生による発表(昼食を食べながら学科の教員・院生の前で発表している廣田さん)

9月3日 日曜日から10日 日曜日にかけて米国アイオワ州にあるアイオワ大学を主に訪問する海外研修に学生2名と引率教員2名の計4名が参加しました。学生は保健科学部保健学科理学療法学専攻3年の細井恒佑さんと廣田成美さん、教員は理学療法学専攻の中村講師と井口でした。この海外研修は、令和5年度国際交流加速センター運営委員会事業の一環として実施されました。本研修は主に理学療法学専攻の学生を対象に、1.授業参加、2.クリニックや病院等の臨床見学、3.研究室訪問を主な内容としており、今年で15回目となります。

授業参加では、授業担当教員から治療法を直接、指導していただいたり、現地の学生とともに触診の練習をしたり、時には本学学生が現地学生に触診を教えたり、単なる講義受講にとどまらず、英語で現地の教員・学生とコミュニケーションを取りました。授業の内容は非常に高度で、更に反転授業などアクティブラーニングが盛んで、多くの学生は授業中に自ら発言をしておりました。臨床見学では、大学病院のリハ科や大学附属のスポーツ医学クリニック、大学附属の子供病院を見学しました。また、アイオワ大学理学療法学科教員が経営する、ジムを併設した理学療法クリニックも見学しました。施設の大きさや多種多様なトレーニングマシンなどが印象的でした。研究室訪問では、歩行、心大血管系、脳の可塑性、運動制御など、様々な研究の話を聞くことができ、実際に計測機器に触れたり体験したりしました。

その他、本学ならではのイベントとしては、大学病院眼科にある視覚リハビリテーションや障害学生支援サービスの見学なども行いました。視覚リハビリテーションでは残された視覚を最大限に生かすには何ができるか、という話を聞きました。障害学生支援サービスでは、障害学生の数がこの10年で倍以上になったこと、そして障害学生の多くがADHD(注意欠如・多動症)などの発達障害であると聞きました。障害のために特別な配慮を得るための方法の説明も聞きました。

また、学生は課題として英語での発表を行いました。今年は、博士課程の学生や学科スタッフの前で昼食を食べながらカジュアルな環境で行いました。研修の最終日ということもあり、本学学生は発表に対する質問に答えたり、質問をしたりと積極的にコミュニケーションを取ろうという姿勢がうかがえました。なお、本研修は筑波技術大学基金からの助成を受けて実施されました。

写真は、上段左:授業(筋骨格系治療学でストレッチを学んでいる様子)、上段中:授業(理学療法入門の授業で起立台を体験している廣田さん)、上段右:研究室訪問(ヒトのパフォーマンスと臨床アウトカム研究室で装具の説明を受けている様子)、下段左:スポーツ医学クリニックで治療用プールトレッドミルを見学している細井さん)、下段中:臨床見学(小児ICU病室を見学している様子)、下段右:学生による発表(昼食を食べながら学科の教員・院生の前で発表している廣田さん)です。

(理学療法学専攻・国際交流加速センター運営委員 井口 正樹/2023年9月14日)