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- 2023年10月27日
- 視覚
岩手県立久慈高等学校2年生が春日キャンパスを見学しました
9月26日 火曜日、岩手県立久慈高等学校2年生の生徒さん8名と先生2名が春日キャンパスで、東西医学統合医療センターや、校舎、支援機器の見学をしました。
この見学は、同校の総合的な探究の時間の一環で行われたものです。
成島 朋美助教から大学や医療センターについてについて紹介したあと、実際に視覚障害のある鍼灸あん摩マッサージ指圧師が施術する様子を見学しました。また、視覚障害のある研修生や大学院生と交流し、安全に治療を行うための工夫や生活(スマートフォンの使い方、料理の仕方など)、勉強(国家試験の受験方法など)について活発な質疑応答が行われました。施術部門の見学の次は、リハビリテーション部門の見学も行いました。杉田 洋介助教より、リハビリに使う機器などの説明があり、それらを使った運動も体験していただきました。動画は体にかかる負荷が少ない状態で歩行訓練ができる「てらすウォーカー」を1名の先生に試していただいているところです。生徒さんたちがその様子を周囲で見ています。
医療センターの見学の後、校舎棟に施されている視覚障害に配慮した設備の説明を小林 真教授が行いました。さらに、視覚障害者のある人の生活や学習を支えるさまざまな機器について金堀 利洋准教授から説明し、手に取って使用体験をしていただきました。
普段は目にする機会の少ないものに触れた今回の見学が、少しでも今後の学校生活や、将来働くときの参考になったらうれしく思います。
(総務課広報・情報化推進係/2023年10月27日)