11月1日 水曜日～3日 金曜日に、視覚障害者向け総合イベント「サイトワールド2023」に出展しました。

1日目、2日目の出展ブースでは、学生の研究成果として「しゃべるダーツ」を展示しました。ダーツボードとノートパソコンをBluetoothで接続し、矢が刺さったところの点数や現在の合計スコアなどを、ルールに沿った内容でノートパソコンが読み上げるようにしたものです。誰でも簡単に体験できることから、多くの方にお越しいただきました。また、客員研究員としてカナダから大学にお迎えしている先生のご協力もあって英語でも対応を行ったため、外国の方にも体験していただくことができました。出展時には安全のため、ダーツボードを机の上に置いて矢を上から落とすようにして体験していただきましたが、実際には壁にかけた状態で通常どおり矢を投げて遊ぶことができます。

3日目の出展ブースでは、学生サークルによるスマートスピーカーの実演を行いました。学生自身が開発したスマートスピーカー用のゲームアプリを、実際にその場で体験できるものです。こちらも多くの方に興味を持っていただき、体験していただきました。また、このアプリを作成するためのプログラミングの様子を、ディスプレイに表示してご覧いただけるようにしました。

さらに、3日目はイベントブースで映像作品の上映を行いました。昨年度、本学学生が監督・脚本・主演などを担当した作品で、視野狭窄の世界を広く伝えたいという趣旨のもと、プロのクリエイターに協力していただき制作したものです。音声ガイドがあるものとないもので1回ずつ上映しましたが、2回とも盛況に終わりました。

なお、新たに視覚障害に関する映像作品を作成するために、クラウドファンディングを計画中です。実施が決定しましたら、下記ホームページでお知らせします。

https://www.cs.k.tsukuba-tech.ac.jp/labo/tsurumi/Movie/

写真左は3日目の映像作品上映の様子、写真右は同じく3日目に出展したスマートスピーカーを学生が参加者に説明する様子です。

（視覚障害系支援課教務係／2023年11月22日）