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- 2023年12月11日
- 聴覚
第19回日本聴覚障害学生高等教育支援シンポジウムにて川柳コンテストを実施しました
第19回日本聴覚障害学生高等教育支援シンポジウムの企画にて、「聴覚障害学生支援に関する川柳コンテスト2023」を実施しました。
本企画は当初「聴覚障害学生支援に関する実践事例コンテスト」として、全国の大学・団体が日頃実践している支援の取り組みを発表し、参加者同士の情報交換を行っていましたが、コロナ禍となり、対面でのシンポジウム開催が難しくなったため、2020年度第16回シンポジウムから川柳コンテストとして実施しています。
今年度は「川柳で つながる思い 結ぶ縁」をテーマに、日々の聴覚障害学生支援の中で感じる想いや大切にしていること、支援を通して経験する様々なことなどを川柳に込めていただきました。応募作品数は学生部門22作品、教職員部門41作品でした。その中から一般投票にて最優秀作品賞・優秀作品賞・次点を決定しました。
受賞作品は以下のとおりです。
学生部門
- 最優秀作品賞 音の壁 文字で越えてく 駆けていく(ペンネーム:古市)
- 優秀作品賞 指躍る あなたのための 耳になる(ペンネーム:こんがり)
- 次点 講師たち 語る言葉に 追いつけず(ペンネーム:島次郎)
教職員部門
- 最優秀作品賞 雑談も 大事な情報 伝えたい(ペンネーム:あさちゃん)
- 優秀作品賞 ごめんなさい 百回聞いても *****(ペンネーム:すず)
- 次点 目を合わせ 心通わせ 文字を書く(ペンネーム:ちまぞう)
シンポジウムの閉会式ではご来賓の文部科学省 高等教育局 学生支援課 吉田 光成課長ならびに本学石原学長から結果発表および講評をいただきました。学生部門では、吉田様から「支援する学生さんの想いがうまく表れていました。特に作品のどれもそうですが、パソコンノートテイクの場面を思い出すようなものが多かったように思います。支援をする立場からも、まさにご縁を直接感じられるのかなと思いました。その中でも選ばれた3つの作品は、私が読んでも、授業中の情景がパッと目に浮かぶような印象がありまして障害のある学生さんを支援する学生さんの楽しさややりがいが感じられるよい作品だと思いました。」と講評をいただきました。
教職員部門は石原学長より「選ばれた3つの作品、どれも私が普段から感じていることを言葉に表していただいたかなと思います。最終優秀作品賞の「雑談も 大事な情報」これはセミナー企画でも質問があったように、大学生活の中でも、あるいは社会に入ってからも大変なことがあると思います。川柳として上手に言葉にしていただき、大変ありがたく思います。」と講評をいただきました。
多数のご応募・ご投票をいただきまして、誠にありがとうございました。
なお、受賞された皆様には賞状とフォトフレーム、ご応募いただいた皆さまにPEPNet-Japanのロゴ入りメモ帳とThanksカードをお送りいたしました。賞状や記念品のデザインは、本学総合デザイン学科の学生が作成しました。
写真は、川柳コンテストの記念品で、賞状と作品を入れたフォトフレーム、PEPNet-Japanのロゴが入ったメモ帳、作品に対するコメントを記入したThanksカードの3点です。
(障害者高等教育研究支援センター 吉田 未来/2023年12月11日)