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- 2024年1月19日
- 視覚
HCGシンポジウム2023で最優秀インタラクティブ発表賞を受賞
令和5年12月13日 水曜日、ヒューマンコミュニケーショングループシンポジウム2023において、本学の松尾 政輝助教、坂尻 正次教授、嶋村 幸仁教授が発表した「つくば駅及びつくばセンターバスターミナルにおける視覚障害者の移動サポート実証実験」が最優秀インタラクティブ発表賞を受賞しました。
テーマである実証実験は、令和5年5月~6月につくばエクスプレスを運営する首都圏新都市鉄道株式会社、つくば市、筑波技術大学、リンクス株式会社が連携して実施したもので、本学保健科学部学生23名が参加しました。学生は、点字ブロック上に表示されたQRコードを、専用アプリ(shikAI)で起動したスマートフォンのカメラで読み取ることで、現在地から目的地までの正確な移動ルートを音声で誘導、案内をするシステムを体験しました。
「インタラクティブ発表賞」は、参加者による投票によって選出されるもので、最優秀インタラクティブ発表賞は各開催日ごとの最も優秀な発表に授与されるものです。参加者からは、以下の点を評価いただきました。
- 対象となる当事者23名を集めて大規模な調査を行ったこと
- shikAIアプリのQRコードの読取精度の高さと読取速度の速さ
- 視覚障害者以外の方もshikAIを活用できる可能性
松尾助教からのコメントです。「本研究は、首都圏新都市鉄道様、つくば市様、リンクス様、そして本学から実験に協力していただいた23名の学生の皆さんと一緒に作り上げたものです。関係する皆様に心から感謝いたします。今後のつくば駅及びつくばセンターバスターミナルへのshikAIの本実装を期待しています。」
写真は賞状を手にする松尾助教です。
(大学戦略課企画戦略係/2024年1月19日)