2月8日 木曜日、本学東西医学統合医療センターでは、福岡高等視覚特別支援学校と京都府立盲学校をオンラインで結んで、3校合同の多職種によるカンファレンスを実施しました。当センターは、西洋医学と鍼灸あん摩マッサージ指圧による東洋医学による統合医療を実践する医療施設です。同時に、視覚障害を有する学生や研修生の臨床教育を行い、医師や看護師、理学療法士等の多職種スタッフとの協働を通じて臨床力を高めることができる、唯一の施設です。今回のカンファレンスでは、稀な脳血管疾患を背景とした症例を取り上げたので、はじめに当センターの医師が簡単なレクチャーを行いました。その後、鍼灸とリハビリテーションの担当者から、施術の目的や評価、施術とその効果について報告があり、検討を進めました。参加者からは、多くの質問や施術に関するアイデアなどが出され、活発な議論が行われました。今後も本学の特長を生かした学びを多くの視覚障害者やその教育機関に届けられるよう、取り組みを進めていきたいと思います。