国立大学法人筑波技術大学 筑波技術大学は視覚障害者・聴覚障害者のための大学です。

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  • 2024年3月22日
  • 視覚

竹下浩教授らのコミュニティがisee! "Working Awards"でMIP(Most Inclusive Player)賞を受賞

集合写真

令和6年3月10日、isee! "Working Awards"において、本学竹下 浩教授の支援プログラムを用いた「社内コミュニティが果たす役割の模索と業務スキル開発プログラムの実践」(NECグループ視覚障がい社員コミュニティ)が、事例部門でMIP(Most Inclusive Player)賞を受賞しました。

この賞は、公益社団法人NEXT VISIONが視覚障害者の「就労」を促進するために、就労事例と就労機会案を表彰・発信するものです。MIP賞は、「最も周囲の協力を活用した」事例に授与されます。

授賞式では、川嶋代表からプログラムの概要と参加者の感想をご紹介頂きました。審査員からは、「就労定着に寄与する意義深い取り組みで、継続してほしい」とのコメントを頂戴しました。後日川嶋代表から「見える上司と見えない部下がコミュニケーションを取るのは大変なことで、長年の課題でした。このプログラムをコミュニティに展開して、本当に良かったと思います。一番やりたかったことが実現できたと思っています」とのお言葉が寄せられました。

プログラムは研究活動の一環として、事務職視覚障害者と上司から収集した質的データの分析で得られたプロセス理論に基づいて開発され、同コミュニティとの協働で新たな本人・上司ペア数組に4か月間実施されました。写真は、コミュニティメンバーと竹下教授です。

(総務課 学術・社会貢献係/2024年3月22日)