4月16日 火曜日、第65回科学技術週間（令和6年4月15日 月曜日～4月21日 日曜日）における一般公開として、春日キャンパスを公開しました。「視覚障害に配慮した学習環境と支援機器の体験」をテーマに、以下の展示・体験を行いました。

• 視覚障害のある人にとって、日常生活や学習での不便さや困難さを少なくするための技術・機器・ソフト
  スクリーンリーダー（パソコンのディスプレイに表示される文字情報を音声で読み上げるもの）、点字ディスプレイ（パソコンのディスプレイに表示される文字情報を、ピンが上下に動くことで点字として表示する装置）、遮光眼鏡（まぶしさを感じる光の波長をカットし、見やすさを改善するメガネ）など
• 各種触覚教材
  Code Jumper（Microsoft社による視覚障害者向けのプログラミング教材）、地球儀・触地図（触察する地理教材）など
• 義肢装具（けがや病気によって失われた手足の機能を補い、使う人の身体能力を最大限に引き出すための道具）の見学・体験
• 日本の伝統医学である、鍼（はり）、灸（きゅう）の歴史や、実際に治療院や病院でも使用されている道具
  3分で学ぶ鍼灸の歴史（動画）、古代の鍼、現代の鍼、刺さない鍼、お灸

当日は、つくば市内外から22名の方にお越しいただきました。ご来場いただいた方には、普段目にすることの少ない視覚障害者の高等教育と研究について、実際に機器に触れたり説明をお聞きになったりしながら理解を深めていただくことができました。