国立大学法人筑波技術大学 筑波技術大学は視覚障害者・聴覚障害者のための大学です。

トピックス

  • 2024年6月 7日
  • 大学

サイエンスカフェに宮城准教授が登壇しました

スイスにある欧州合同原子核研究所の大型加速器「LHC」の触図を持って、宮城准教授が工夫点について説明をしている。

会場参加者のご夫婦が触図を触っている。

5月25日 土曜日、TSUTAYAデイズタウンつくばで開催された「KEK×TSUTAYA サイエンスカフェ」に、障害者高等教育研究支援センターの宮城愛美准教授が登壇しました。
このサイエンスカフェは、本学と高エネルギー加速器研究機構(KEK)素粒子原子核研究所とが、点字本「宇宙と物質の起源」を共同制作し、その完成を記念して開催されたものです。 前半は、KEK素粒子原子核研究所の中浜優准教授から、執筆を担当された第9章「宇宙の進化の起源」について、スライド資料を用いて解説がありました。 後半は、宮城准教授も加わり、点字本制作に至った経緯や、制作の過程、その中で苦労したこと、工夫したことなどをお話ししました。 参加者の方にも、この点字本のことをはじめ、視覚障害に関することにも興味を持っていただき、様々な視点からのご質問も頂戴しました。会場全体で、この書籍の副題、『「見えない世界」を理解する』ことについての意見を交換・共有することができたのではないかと思います。

写真左は、宮城准教授の説明の様子、右は、参加者の方が触図を触っている様子です。

(点字本「宇宙と物質の起源」制作(筑波技術大学)チーム/2024年6月7日)