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- 2024年9月17日
- イベント報告
視覚障害系オープンキャンパスを開催しました(8月24日)
春日キャンパスにおいて、2024年8月24日 土曜日にオープンキャンパスを開催しました。
まず学長より挨拶を行った後、全体説明会を開催し、大学や保健科学部、学生生活等の概要説明、各学科・専攻における教育内容等の説明が行われました。その後、令和7年4月に新たに開設する共生社会創成学部について説明が行われました。
また、午前中は施設見学を、午後は体験授業を実施しました。併せて希望者に対し、個別面談や在学生・卒業生による質疑応答コーナー、高等学校・特別支援学校等の教員を対象とした情報交換会も行いました。
施設見学では、視覚障害支援のための支援機器室や、視覚障害者のためにさまざまな工夫を凝らした、教室等がある校舎棟等をご案内しました。
また在学生を案内役に、生活の場である学生寄宿舎や図書館、東西医学統合医療センターなどを案内し、参加者の方からも非常に好評でした。
体験授業では、保健科学部保健学科鍼灸学専攻、保健学科理学療法学専攻、情報システム学科、共生社会創成学部それぞれの希望の授業にご参加いただきました。
本学の受験を検討している方、その保護者の方、高等学校の先生方にご参加いただき、各学部・学科・専攻の特色を知っていただく良い機会となりました。
今年度のオープンキャンパスはすべて終了しましたが、9月にはオンライン受験相談会を実施します。受験以外のさまざまなことをご相談いただけますので、ぜひご検討ください。
写真上段は在学生と卒業生による質疑応答コーナーの様子、写真中段左は鍼灸学専攻における体験授業の様子、写真中段右は理学療法学専攻における体験授業の様子、写真下段左は情報システム学科における体験授業の様子、写真下段右は共生社会創成学部における体験授業の様子です。
<体験授業内容を一部ご紹介>
鍼灸学専攻では、人体の硬さを再現した練習用の模型を利用した鍼(はり)を刺す実技体験や、肩こりに効果がある手軽にできるセルフマッサージのレクチャーを行いました。
理学療法学専攻では、骨折を例として治るまで・治った後のさまざまな問題にアプローチする理学療法の流れの説明や実技体験を行ったり、「動作のスペシャリスト」としての理学療法士の観点から、立ち上がる動作の正常パターンについて説明を行ったりしました。
情報システム学科では、ChatGPTが生んだOpenAIを利用し、プログラミング言語で参加者のみなさんそれぞれのイラスト付き台本を作成しました。さらに、音楽生成AIでその台本に合ったオリジナルの歌も作成しました。
当日作成されたイラストや台本、歌を情報システム学科のウェブページで紹介しています。ぜひご覧ください。
共生社会創成学部では、障害のある当事者がぶつかる課題の解決方法のひとつとして、「方法的態度」という考え方をご紹介しました。
また、米国の障害者権利運動リーダーであったジュディ・ヒューマン氏の実際のインタビューをもとに、世界のアクセシビリティや教育、文化などに関する授業を行いました。
(視覚障害系支援課/2024年9月17日)