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- 2025年2月21日
- イベント
水夜サイエンスカフェに本学教員が登壇しました!
2025年2月12日 水曜日、つくばサイエンスツアーオフィスが主催する「水夜サイエンスカフェ」に、本学保健科学部情報システム学科 松尾政輝助教、垣野内将貴講師が登壇しました。本企画はつくば市内の研究教育機関がコラボして様々な話題をお届けするもので、昨年度から実施されています。
今回は「ゲーム×AIが見えない世界をつなぐ ~共生社会を目指して~」をテーマに、筑波大学計算科学研究センター 謝淳先生とのコラボで視覚障害者支援のAI技術の応用について、防災科学技術研究所 地震津波発生基礎研究部門 主任研究員 近貞(山本)直孝 氏のファシリテートにより進められました。
松尾助教からは、視覚障害についての解説ののちにAIを活用した視覚障害者支援アプリの紹介、研究テーマの1つであるゲームアクセシビリティの実際、インクルーシブリサーチの重要性について、大変興味深い話題提供がなされました。 また、垣野内講師からは、本学情報システム学科の学習環境や、視覚障害学生への教育についてのお話がありました。 筑波大学 謝先生からは最新の画像生成AI技術から、画像文字認識技術への展開についての話題が提供され、登壇者同士でのクロストークが展開しました。
会場参加の方からも、「視覚障害者のアクセシビリティについて」や「色情報は全盲の視覚障害者にも必要なのか?」など、幅広いご質問が出ていました。今後AI技術の発展によりどのような視覚障害者支援の未来が考えられるのか、非常にワクワクするディスカッションが展開されました。オンライン配信もされていたことから、大変多くの方に関心を寄せていただける企画となりました。
本会には文字通訳を配置して、ご自身のスマートフォンでリアルタイムに、または文字通訳付きのライブ配信を行ったことで、春日キャンパスの学生のみならず天久保キャンパスの学生や聴覚障害のある方もご参加いただき、つくばならではの科学のコラボレーションを感じていただけたものと思います。
写真は2枚あり、左の写真は会場内の様子です。正面にスライド投影モニターがあり、右側に松尾助教・垣野内講師が、左側に筑波大学謝氏、ファシリテーター近貞氏が着席しています。右の写真はライブ配信画面の様子です。上にスライド投影モニターと講演中の松尾助教が、下に文字通訳が表示されています。
(広報室/2025年2月21日)