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- 2025年2月26日
- イベント報告
本学学生がTX講座の講師を担当しました
2月15日 土曜日、つくばエクスプレス(TX)守谷駅及び総合基地において、小学4~6年生を対象とした「学ぼう!TX講座~ユニバーサルデザイン~」を開催しました。この講座は、TXを運営する首都圏新都市鉄道株式会社と本学の連携事業の一環として実施しており、今回で3年目となります。同社社員の方と本学学生が講師となって、障害やユニバーサルデザインについて学ぶ講義と、列車内でユニバーサルデザインに関するゲームを行いました。
前半の講義では、TXのユニバーサルデザインや視覚・聴覚障害についての基礎知識を学んでいただくとともに、聴覚障害のある学生と筆談ボードや音声認識アプリ等を使用してのコミュニケーション体験、弱視の見え方を体験できる特別なゴーグルを装着した歩行体験などを行いました。
後半は、この日のためにご準備いただいたTX‐3000系の貸切列車に乗り、総合基地において列車内のユニバーサルデザインを見つけるゲームや、視覚障害のある学生を児童が手引きする体験を行いました。
参加した児童は、ちょうど学校で習ったという手話を披露する姿や、積極的に学生に質問し学ぶ姿がみられ、実施後のアンケートでも楽しかったという声を沢山いただきました。
また、講師となった学生からは、以下のような感想が聞かれました。
・電車内でのユニバーサルデザインがどれほど重要かを、小学生たちにも理解しやすく工夫して説明できたことに大きな喜びを感じています。この活動を通じて、より多くの人々がユニバーサルデザインの意義を理解し、実生活に役立てるきっかけとなることを願っています。
・最初はすごく緊張し、不安が大きかったですが、小学生たちが真剣に話を聞いてくれて、一生懸命学ぼうとしてくれている姿を見たら、そんな気持ちはどこかに消えてしまいました。小学生たちの素直な反応に救われ、頑張って準備してきて良かったと思いました。
今回も、児童および本学学生双方にとって貴重な学びの機会となりました。
写真は、左から順に、本学学生が手話を教える様子、本学学生が手引きの方法を実演する様子、小学生がTX車内で本学学生を座席まで案内する様子、TX車内でのユニバーサルデザインゲームの様子です。
(大学戦略課企画戦略係/2025年2月26日)