情報処理学会第87回全国大会で、大学院技術科学研究科1年生の山元颯斗さんが「ろう・難聴者における同一端末による聴覚刺激と振動触覚刺激の非同期検出能力の分析」というタイトルで発表し、学生奨励賞を受賞しました。

音楽を好むろう・難聴者が，歌唱を行う場合に直面する音の高さやテンポ認識のような問題の解決に取り組み、開発を続けているシステムに利用するための情報を得るための実験の報告です。 システムを用いることで、音楽鑑賞時に正しい歌唱タイミングの把握を可能とし、歌唱時に歌唱タイミングの遅延や先行を減らして歌うことの楽しさを高めることを目指し、これからも広く深く研究を進めていき、より多くのろう・難聴者に音楽の楽しみを伝えたいと考えています。

写真は2枚並んでいます。左が奨励賞を証明するデジタルバッジ、右が山元さんが発表している様子です。