国立大学法人筑波技術大学 筑波技術大学は視覚障害者・聴覚障害者のための大学です。

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  • 2025年9月17日
  • 国際交流

海外研修(欧州)を実施・ポルトガルの視覚障害者サマーキャンプに参加

5枚の写真がコラージュされた画像。上から、参加者とスタッフ含め100名程度の集合写真。アベイロ大学のキャンパス内にて。その下に日本文化紹介ワークショップの様子。青木がテーブル脇で立って説明をしている対面に弱視の参加者が筆ペンでカタカナを書いています。その他の参加者やボランティアスタッフやナショナルコーディネータなど4~5名でテーブルを囲んで座っています。次に学食での食事風景。10名程度でテーブルを囲んでいる様子です。各国からの参加者との会話もはずみます。次に、ボートツアーは数隻に分かれて乗船、日本はチェコやスロベニアの方々と一緒でした。船の後ろから撮った写真で15名程度が写っています。これから願いの書かれたリボンが大量に結び付けられた橋の下を通るところです。最後はFarewell Partyでの日本チームプレゼンテーションの様子で、浴衣や甚平に身を包んだ4名の学生がステージに立っています。一番右側の学生が熱唱しています。

2025年8月5日 火曜日から14日 木曜日にかけてポルトガルのアベイロにて開催された、欧州の視覚障害者サマーキャンプICC(International Camp on Communications and Computers)に学生4名と教員2名が参加しました。参加した学生は情報システム学科2年の白濵琥太郎さん、原羽優真さん、同学科3年の川本一輝さん、河野玲那さんです。引率は共生社会創成学部の青木と情報システム学科の小林が担当しました。
この研修は令和7年度国際交流加速センター運営委員会事業の一環として実施され、参加学生は費用の一部に対して筑波技術大学基金からの助成を受けます。

今回はICC初のポルトガルでの実施でした。アベイロ大学の寄宿舎や学食などを利用して行われたキャンプには、オーストリア・ベルギー・クロアチア・チェコ・ギリシャ・ハンガリー・イタリア・ポーランド・スロバキア・スロベニア・オランダ、そして日本の12か国から合計42名の参加がありました。
期間中、学生たちは午前と午後に3時間程度ずつ行われるワークショップに参加します。今年はチェコやイタリアの料理を楽しむものからマイコン、英語でのディカッションやダンスまで幅広い内容のワークショップが、引率者らによって実施されました。我々も例年行っている書道などの文化体験とプログラミングのワークショップを実施しました。また、エクスカーションディには近場のビーチと塩田訪問、運河のボートツアーなどを楽しむことができました。夕食後のアクティビティ時間には、カラオケや市内散策など各国の学生同士が一緒に参加するイベントが用意されており、本学の学生たちは欧州からの参加者らとの交流を深めることができていたようです。

写真は5枚あります。集合写真、ワークショップの様子、食事風景、ボートツアー、Farewell Partyでの学生たちのプレゼンテーションです。

(情報システム学科 小林 真・共生社会創成学部 青木 千帆子/2025年9月17日)