国立大学法人筑波技術大学 筑波技術大学は視覚障害者・聴覚障害者のための大学です。

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  • 2025年12月25日
  • 社会との共創

つくば市福祉避難所体験・報告会を実施しました

避難用テントを体験する様子

避難用テントを組み立てる様子

報告会の様子

2025年12月13日 土曜日、筑波技術大学 春日キャンパス体育館にて、つくば市と連携した福祉避難所体験を行いました。 今回の体験は、本学初の試みであり、つくば市議会議員 川久保みなみ様、つくば市役所の危機管理課をはじめ複数の部署の皆様と協力して実施しました。

参加したのは、産業技術学部・保健科学部・共生社会創成学部の聴覚障害学生、視覚障害学生約30名で、約2時間で以下のようなシーンを体験しました。
・避難所への入所・受付
・資機材の組み立て
・情報伝達の工夫
その後、学生たちは、避難所運営の良い点や課題を記録し、体験後に振り返りを行いました。

また、12月23日 火曜日には、産業技術学部の授業において体験の報告会が行われました。
学生は3グループに分かれ、パワーポイントと用いて「避難所体験で良かった点」「改善すべき点」について発表しました。 改善点では、より良くするための具体的な提案も行われ、聴衆からは大きなうなずきや質疑応答も多く発されるなど、活発な議論が展開されました。

この取り組みを通じて、災害時における情報保障や運営の在り方について、貴重な学びを得ることができました。
準備から運営までご協力いただいたつくば市役所の皆様に心より感謝申し上げます 。

写真は3枚あります。左から、避難用テントを体験する学生たち、避難用テント組み立ての様子、発表の様子です。

(広報室/2025年12月25日)