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  • 2026年11月02日
  • 講座・セミナー

伊藤芳浩氏による講演会「マイノリティマーケティング ~自分の力で突破する方法~」を開催しました

講演会で話をする伊藤芳浩氏の写真 伊藤芳浩氏の講演をきく学生たちの写真

2026年10月21日 水曜日、産業技術学部「産業技術プロジェクトA」の授業の一環として、NPO法人インフォメーションギャップバスター理事長の伊藤芳浩氏をお招きし、講演会を開催しました。学生に加え、教職員も参加し、手話通訳のもとで聴講しました。

伊藤氏は、聴覚障害当事者としてNPOを設立し、電話リレーサービスの公的サービス化や、東京オリンピック・パラリンピックの放映での手話通訳設置などに取り組んできました。講演では、その実践をもとに、少数者(マイノリティ)が自らマーケティングの手法を使って社会課題の解決につなげる「マイノリティマーケティング」が紹介されました。

講演は、講師の著書『マイノリティ・マーケティング ―少数者が社会を変える―』(ちくま新書)の内容に沿った形で進行され、まず「マイノリティ」と「マジョリティ」の関係、そして多数派であることで無自覚に得ている「特権」の考え方が、クイズや動画を交えて説明されました。続いて、広報活動・世論形成・要望活動といったマーケティングの手法を、社会を変えるためにどう活用するかが紹介されました。さらに、自分の力で壁を突破するために必要な3つのポイントとして「まとめる」「つながる」「まきこむ」が示されました。後半は、身近な「モヤモヤ」をテーマにしたグループ活動も行われました。

グループ活動で話し合う学生たちの写真 グループ活動で話し合う学生たちの写真

参加者の声

「条件に当てはまる人だけが前に進めるレースの動画を見て、家庭環境などによる差が目に見える形で示されていると感じた。自分も試してみて、恵まれた環境で育ってきたのだと気づかされた。」

「誰もがマジョリティとマイノリティ、どちらの面も持っているのだと知ることができた。特権に気づくことや、少数派の気持ちを理解することが大切だと考えた。」

「グループ活動で、「モヤモヤの共通点を見つける」「証拠となるデータを集める」「伝える相手を決める」といった工夫を学んだ。学んだことを、今後の問題解決や仕事に生かしていきたい。」

伊藤芳浩氏を中心とした集合写真

伊藤氏は、困りごとを一人で抱え込まず、周囲に伝え、仲間を増やしながら行動することの大切さを語りました。参加者にとって、自らの経験や課題を社会とつなげて考える機会となりました。

ご多忙のなか、ご講演くださった伊藤氏に心より感謝申し上げます。

写真は5枚あります。上段左は講演会で話をする伊藤芳浩氏の写真、右は伊藤氏の講演をきく学生たちの写真です。中段は左右ともグループ活動で話し合う学生たちの写真、下段は伊藤芳浩氏を中心とした講演会後の集合写真です。

(広報室/2026年11月2日)