トピックス
- 2026年11月05日
- 国際交流
フィリピン・タイ海外研修報告会を開催

2026年6月11日 木曜日、天久保キャンパス総合研究棟のプレゼンテーションルームで報告会を開きました。2026年2月11日から19日まで行ったフィリピン・タイの海外研修について、参加学生4名が報告しました。
研修報告
報告の内容は次のとおりです。
- フィリピン:協定校デ・ラ・サール・カレッジ・オブ・セント・ベニルデ(SDEAS)での講義やフィリピン手話(FSL)の授業体験、在学生・卒業生との交流、多国籍企業バイエル社の見学と同社で働くろう者の方々との交流
- タイ:協定校マヒドン大学ラチャスダ研究所での授業見学(多言語の通訳による情報保障を含む)と学生交流、セッタシアンろう学校の見学
- その他:ろう者が働く店舗やユネスコ・バンコク事務所、在タイ日本国大使館の訪問、両国の文化の比較
学生の学び
参加学生は、研修を通して得たそれぞれの学びを次のように語りました。
- 「FSLを学ぶ中で、言語を学ぶことは単語や文法だけでなく、文化や価値観を学ぶことでもあると感じた。また、海外では自分から行動しないと交流の機会を逃してしまうことに気づき、積極的にコミュニケーションを取る姿勢の大切さを実感した。」
- 「現地で出会った人々との交流を通して、自分自身と向き合い直す機会になった。物事を自分のものさしだけで測るのではなく、多様な価値基準があることを前提にすれば、相手への敬意と建設的な対話が生まれる。柔軟なものさしを自分でつくっていきたい。」
- 「日本では当たり前の制度や技術が十分に整っていない場面がある一方で、日本にはない考え方や工夫もあった。単純に比べるのではなく、それぞれの環境で人々がどう生活し、学んでいるかを考えることが大切だと感じた。また、異なる手話でも表情や視覚的な表現でつながれることは、ろう者同士の強みであり、ろうの子どもたちにとってろう者のロールモデルが重要であることも改めて実感した。」
- 「フィリピン手話はASLに近く通じやすかったが、タイではコミュニケーションに苦労した。それでも、伝わるまで確認し合い、意思疎通ができたときの笑顔はどちらの国でも共通していた。気候や歴史の違いが表れた建築にも触れ、ネットの情報にとどまらず実際に体験することの大切さを実感した。」
会場の学生からも多くの質問が出て、活発な質疑応答が行われる充実した報告会となりました。
研修の詳細については、以下のリンクをご覧ください。
「フィリピンおよびタイで海外研修を実施」へのリンク(2026年03月10日のトピックス記事)
写真は4枚の画像が1つにまとめられており、いずれも学生による報告の様子の写真です。
(障害者高等教育研究支援センター 小林洋子/2026年11月5日)